【開催報告】関西オフ会 ~自然派SDGsワインセミナー&“食べ残しゼロ”交流会~

 滝沢ごみクラブは月1回オンラインで「SDGs勉強会」を開催しています。8月にはごみクラブメンバーでワインソムリエの中塩路美子さんが講師として登壇され、ワインとSDGsにまつわる話をして頂きましたが、参加者からの「次回はワインを飲みながら開催できたらいいね」「気候変動とワインの関係も聞きたい」等の声を受け、オフラインでのワインセミナーを兼ねた交流会を開催するに至りました。

※過去のSDGs勉強会アーカイブは滝沢ごみクラブメンバー限定facebookのイベントページに公開されています。

SDGs 自然派ワインセミナー

 セミナーでは「ワインは加水など行わずに作られることから、農作物であるぶどうの出来が大きく関わるお酒であること、昨今の温暖化によりどのような影響を受けているのか」を始めとし、自然派ワインやオーガニックワインを手がける生産者の熱い思い、その思いはワインに精通する人やインターネットを介することで消費者は詳しく知ることが出来ること、SDGsの観点から地産地消のメリットにも目を向けた日本ワインの素晴らしさについて等、様々なお話を伺いました。

 写真を交えた自然派ワインやオーガニックワインのぶどう畑の特徴や、日本ワインの特徴が楽しめるぶどう品種、日本でもボジョレー・ヌーヴォーのようにワインの新酒の文化『ジャパン・ヌーヴォー』というコンテンツを広めようという動きがあること等についてもご紹介頂き、実際に大阪のカタシモワイナリーのデラウェア2023白ワインを持参頂きました。

 その他、美子さんセレクトのフランス産オーガニック認証赤ワイン、イタリア産SDGs認証白ワインに加え、お子さんや車での参加者のために、ワイナリーが造る砂糖・着色料・保存料無添加のドイツ産ぶどうジュース赤やフランス産ぶどうジュース白もご用意頂き、参加者全員がぶどうの恵みを味わいました。

◆“食べ残しゼロ”食品ロス削減 交流会

 会場はオードブル付きのレンタルスペース。使い捨ての容器等は利用せず、常備された食器類で料理を用意して頂きました。

 こういったパーティの場ではついつい話に夢中になってしまったり、多めの食事を用意したりして、出された食べ物が残ってしまうことも多いのではないでしょうか。ですが、そこは「ごみを減らす」ことを目標に集まった滝沢ごみクラブの面々。適切な量をわいわいしっかりと食べきり、もう一つの会のテーマでもあった「環境に優しいホームパーティ」が実現しました。

 また今回は参加者の方の中に不用品回収業者の方(高橋商店/高橋さん)がいらっしゃり、捨てられてしまう運命にある飲料やお菓子、パンをご提供頂きました。そこにあった大量の食べ物は賞味期限が切れていないものもたくさんあり、目の当たりにするといかに世の中には食品ロスが多く発生しているかが一目瞭然です。(こういった廃棄物は売買出来ず、このような機会での啓発や無償提供でロスを少しでも減らせればという思いをお持ちとのこと)

 「食品ロス削減」というと大きなテーマに思えてしまいますが、食事や会食での食べ残しを減らしてみたり、お買い物するときは賞味期限が間近なものを敢えて購入してみたり、一人ひとりが身の回りで出来ることもあるのではないのかな、とあらためて考えるきっかけとなりました。



 主にオンライン上で活動している滝沢ごみクラブですが、このような対面でメンバーが集まる機会もあり、ごみ問題に関心のあるメンバー同士、毎度、話は尽きず楽しい交流が行われています。

 幹事の美子さんはこういった場を主催されるのは初めてで「思い切って行動してみた」とのこと。今回は和歌山在住の美子さん発信の大阪開催となりましたが、他の地域でもごみを減らしたい人たちの輪が広がっていくと楽しいですね。

 ご興味のある方、良かったらぜひ滝沢ごみクラブの門を叩いてみてください。